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世界におけるベーカリー製品の市場規模は、2008 年から 2013 年の間に 23% も成長しており、2013 年から 2018 年にかけても平均 5.2% の堅調な成長率が見込まれています。1 焼き色、味、食感などパンにおける重要な要素の改良に使われる乳製品原料は、この成長に大きく貢献しています。

現在、栄養価が高く美味しいベーカリー製品を求める消費者のニーズは高まっていますが、米国産乳製品原料を使うことでこのニーズを満たすことができます。米国乳製品産業は、幅広い製品ラインナップと卓越した生産能力により、たんぱく質強化、減塩、焼き色の調節などさまざまなメリットを実現する原料を提供することで、パン、ケーキ、クッキーなどのベーカリー製品の質を向上し、ベーカリー業界の成長に貢献します。乳製品原料のように万能な原料を使うことで、各メーカーは、食品開発に関するニーズの変化、そして製造環境の最新動向に合わせて進化を続けていくことが可能になります。 

ベーカリー製品の最新動向

ベーカリー製品ベーカリー製品におけるイノベーションの焦点は、忙しい現代のライフスタイルにふさわしい、栄養価の高いパンを提供することに当てられています。間食としてのベーカリー製品の利用、そして減塩の実現という 2 つの分野において、乳製品原料は優れたソリューションを提供することができます。 

軽食で健康的なライフスタイルを

現在、世界の軽食業界は 900 億ドルの規模にまで成長し、さらに拡大を続けています。2 世界的にみて、より健康的な食品を好む消費者の数は増えていますが、いまだに栄養よりも味を重要視する傾向があります。乳由来たんぱく質で栄養を強化することで、ベーカリー製品を、エネルギーを補給したり小腹を満たすことのできる理想的な軽食として位置付けることができるようになります。これは、ベーカリー製品を扱う企業が、健康的な軽食市場でシェアを拡大するとともに、おいしく手軽な食品を消費者に届けるための新たな機会を手にすることができるということを意味しています。 

減塩

米国の消費者および世界のヘルスケアの専門家たちの間では、減塩を意識した調理法が好まれています。また、米国の消費者の約 30% が減塩を心がけており、65% が塩分の取りすぎが気になると回答しています。米国の消費者が摂取する塩分のうち、約 77% が加工食品やインスタント食品に由来する試算されています。3 塩分の摂取量、そしてそれにともなう健康リスクを気にする消費者が増えるにつれ、手軽に食べられ、かつ塩分を抑えた食品への需要が高まるといえます。つまり、メーカーにとっては減塩食品を売り込むまたとないチャンスです。 

乳製品の活用

米国産乳製品原料は、味、機能、そして栄養の三拍子そろった、優れた原料です。以下の表に、代表的な 6 つの乳製品原料がもつメリットが示されています。 

 チーズ (詳細)乳糖 (詳細)乳脂肪 (詳細)粉乳 (詳細)パーミエート (詳細)ホエイ(詳細)
焼き色 あり あり   あり あり あり
乳化   あり   あり あり あり
風味 あり あり あり あり あり あり
水分   あり     あり  
減塩         あり あり
食感 あり あり あり あり あり あり
  チーズの詳細情報 乳糖の詳細情報 乳脂肪の詳細情報 粉乳の詳細情報 パーミエートの詳細情報 ホエイの詳細情報

Resources & Insights

イノベーションのアイデアや技術的サポートをお探しですか。米国産乳製品を使ったベーカリー製品の開発については、以下の資料に詳しくご説明しています。ダウンロードしてご確認ください。


1Packaged Food:Euromonitor from trade sources/national statistics
2Innovation Center for U.S. Dairy.Get your share of snack time, page 2.
3Cheese and Sodium Snapshot, IC, slide 4.