食品・飲料製造
飲料
先進国および新興経済の両方で、質の高い栄養へのニーズが高まっています。健康面を重視した飲料は、年齢を問わず、栄養を気にする消費者やスポーツを楽しむ消費者に広く受け入れられる可能性を秘めています。飲料に米国産乳製品原料を使用することで、たんぱく質、ミネラル、その他重要な栄養素を強化することができます。種類によってそれぞれ独自の配合がなされる飲料の製造に対応するため、米国産乳製品のサプライヤーは、透明度、乳化、泡立ち、溶解性、食感、味など幅広い機能的メリットを持つ、数百種類もの乳製品原料を提供しています。
飲料の最新トレンド
飲料市場の成長分野は、より栄養価が高く、消費者に多様なメリットを提供できる商品へとシフトしています。このような「ハイレベル飲料」は、朝の目覚めを助けるものから、夜のリラックス気分を高めるものまで、一日の異なる時間帯でそれぞれ異なるニーズを満たすことが求められています。
栄養強化
たんぱく質を強化した食生活を送ることで、満腹感を高め、空腹感を抑えることができ、BMI を低く維持することができます。消費者の約 5 割が、たんぱく質を多く含む食品や飲料を求めており1、研究によれば、新たなたんぱく源へのニーズが高まっていること、さらに、乳由来のたんぱく質が従来のたんぱく源に代わる質の高い栄養源とみなされていることがわかっています。2 また、プロテイン飲料・シェイクが堅調に売り上げを拡大しており、新たなタイプの乳製品飲料が、たんぱく質の摂取目標達成を目指す消費者の強い味方となるでしょう。
スポーツ栄養ドリンクや、飲むヨーグルト、および発酵飲料の人気が世界的に高まっています。飲むヨーグルトと発酵飲料は、過去 5 年間で合わせて 12% もの年間成長率を達成しています。3 また、ホエイやその他乳由来たんぱく質を含むスポーツ栄養ドリンクは、過去 5 年間で主要商品に成長しました。4
たんぱく質の摂取量を増やしたい消費者のニーズを満たす重要な機会を提供するのが、朝食です。朝食は、一日の食事の中でもっとも急速に成長している分野であり、米国における朝食用の食品・飲料の売上高は小売りとフードサービスを合わせて約 2080 億ドルに達しています。さらにこの額は現在も増加を続けています。5携帯用食品・飲食の人気は引き続き堅調で、小売り部門における米国食品・飲料の新製品のうち 37% が、携帯できること、また手軽に食べられることをパッケージでアピールしています。6 また飲料も、その手軽さから朝食アイテムとして人気を集めています。
乳製品の活用
米国産乳製品原料は、食品や飲料に味、機能、そして栄養をプラスできる優れた原料です。以下の表に、代表的な 6 つの乳製品原料がもつメリットが示されています。
Resources & Insights
イノベーションのアイデアや技術的サポートをお探しですか。米国産乳製品を使った飲料の開発については、以下の資料に詳しくご説明しています。ダウンロードしてご確認ください。
1NMI 2011 Health and Wellness Trends Database; Slide 18.
2Emerging Diets:Protein/Local Shapshot.Innovation Center for U.S. Dairy 2010.
3Innova Database.Drinking Yogurt/Fermented Beverages.2013.
4Innova Database.Protein Sources, Benefits & Opportunities.May 2013.
5DMIC White Paper, Breakfast:A Fresh Look at the Dairy Opportunity, Jan. 2013, page 5.
6Category Review, Future of Dairy Dig Sights, Snacking IC, March 2013, slide 17.