午前中に食べるマフィン、夜中に食べるアイスクリーム、特別な日のアフタヌーン ティー。間食は、食事の間、または就寝前に小腹を満たす目的で昔から食べられてきました。米国の多くの消費者にとって、間食は家庭で食べるもの、または家庭から持っていくものですが、忙しいライフスタイル、食生活のトレンド、ひとり親・共働き世帯の増加などの要因によって、クイック サービス レストラン (QSR) で販売されるスナック タイプのメニューを利用する消費者の数が増えています。チーズやサワー クリームなどの乳製品は、材料として使うこともそのまま食べることもできる人気の間食アイテムです。おなじみのメニューをちょうど食べきれる量にし、さらに手で食べられる形にしたスナック ラップやパウチ入りヨーグルトなどの商品は、どこでも食べられる間食を求める消費者のニーズにぴったりです。

米国の乳製品加工業者なら、成長を続ける間食アイテムの需要を支える質の高い乳製品を各レストランに確実に届けることができます。米国の乳製品がもつ風味、パフォーマンス、そして革新性は、消費者の期待を上回り、競争を勝ち抜くべく日々努力を重ねる世界中のシェフたちの強い味方です。米国産乳製品についての詳細は、「製品」セクションをご覧ください。

間食の最新トレンド

食事と間食の時間、頻度、そしてメニューは、消費者のニーズに合わせて大きく変化しています。QSR では、朝食、ランチ、ディナーのどの時間帯にも食べることのできるメニューが多く提供されています。また 1 日 3 回の食事の時間だけでなく、それ以外の時間帯にも店舗を訪れてもらうため、多くの QSR が間食やおやつにぴったりの軽食メニューをより充実させてきています。QSR のバリューメニューの拡大と活発化により、メインメニューよりも量が控えめで、持ち運びしやすく、軽く食べられるスナック ラップなどの新商品が生み出されました。  

食事時間の多様化

もともとは、夜遅くの時間帯にパーティーやショーを終えた人々を主なターゲットとしていた「第 4 の食事」が、めまぐるしい毎日を送る現代の消費者に広く受け入れられてきています。また最近の研究により、1 日 3 食食べるかわりに量を減らして食事の回数を増やすことのメリットが明らかにされており、高まる健康志向も「第 4 の食事」へのニーズを押し上げています。 

食事パターンの変化が、食事時間の多様化を招き、軽食メニューの拡大の基盤となっています。例えば、午前 8 時にコーヒーと小さなパン、午前 10 時半にスナック ラップ、午後 1 時にシェフ サラダ、午後 7 時にタコス 2 つを食べるというのが、新しい食事パターンの一例です。このような、従来とは異なる軽めの食事では、チーズなどの栄養豊富な材料を使うことで消費者の満足度を高めることができます。  

スナック ラップ

健康志向の高まりにより、多くの QSR で、軽めでヘルシーな新商品がメニューに加えられました。その中でも大人気となったのが、赤身肉の代わりにチキン、ターキー、魚を、そしてパンの代わりにトルティーヤを使うことで炭水化物と糖類を抑えたスナック ラップです。ある QSR チェーンが、チキン、チェダー チーズ、モントレー ジャック チーズ、レタス、ランチ ドレッシングをトルティーヤでくるんだ最初のスナック ラップを発売して以来、スナック ラップは QSR における人気メニューとなりました。そして今では、チーズを使った数種類のスナック ラップが、QSR チェーン数社のメニューにお目見えしています。