食品・飲料製造
ドレッシング、ディップ、ソース
ドレッシング、ディップ、ソースは、シンプルな料理を、味わい深く満足度の高い一皿に変えることができます。サラダ ドレッシング、ディップ、ソースは、もともと各地域に独特の材料を使って作られるものであり、それを瓶やボトルに詰めた商品は、世界中のさまざまな地域の料理を再現する際に味の決め手として使うことができます。
ドレッシング、ディップ、ソースの世界市場は 2008 年から 2013 年の間に 26.2% も増加し、2013 年から 2018 年にかけては 6.2% の年間成長率を達成すると予測されています。1
乳製品は、サラダ、前菜、間食、そしてメイン料理とともに消費される多くのサラダドレッシング、ディップ、ソースにおいて欠かせない材料です。米国産乳製品および乳製品原料を使うことで、革新を続けながら流行に合わせたドレッシング、ディップ、ソースを提供し続けることができるようになります。米国産乳製品についての詳細は、「製品」セクションをご覧ください。
ドレッシング、ディップ、ソースの最新トレンド
現在市場に出回っているさまざまなドレッシング、ディップ、ソース類は、メイン料理や副菜の味の引き立て役、または軽食における味の決め手として使われていますが、その多くにおいて乳製品が主な材料となっています。レストランで食べたあの味や、新たなアレンジを加えた懐かしの一皿を自宅で再現してみたい。そんな要望に応える製品を提供することで、各メーカーは舌の肥えた消費者のニーズを満たすことができます。
チーズ ディップなど簡単に作れる定番のレストラン メニューや、ひねりを加えたランチ ドレッシングやブルーチーズ ドレッシングなどは、小売販売に理想的なアイテムであり、その中でもチーズが熱い視線を浴びています。ドレッシング、ディップ、ソースはまた、たんぱく質やその他の栄養素を強化でき、配合の自由度も高いため、近年の健康志向に後押しされた食に関する新たなニーズを満たすこともできます。また、世界の各地域の特色を色濃く反映したドレッシング、ディップ、ソースなどは、世界の味を求める消費者にとって魅力的な商品となります。
「ホット」な視線を浴びるチーズ
熱々のチーズ ディップ、特にフォンデュ、ほうれん草 ディップ、アーティチョーク ディップなどの定番メニューが米国のカジュアル レストランで再び人気を集めており、そういったメニューを便利なインスタント食品として販売してほしいという声が高まっています。2また、ほうれん草 ディップやアーティチョーク ディップなど、クリーム チーズ、サワークリーム、パルメザン チーズをベースにしたディップの中には、フォンティーナ、ペッパー ジャック、シャープ チェダーといった新たなタイプのチーズを材料に使ったものが登場し、米国のファストカジュアル レストランチェーンで提供されています。2
米国市場においてランチ ドレッシングやブルー チーズドレッシングは人気の高いサラダ ドレッシングですが、これらのドレッシングは軽食、前菜、メイン料理とともに提供されることが多く、(チキン)ウィング、ピザ、ポテト、ハンバーガー、さらには高級な料理にも使われています。2クリーミーなバター ミルク、サワー クリーム、ヨーグルトをベースにした定番の味にスパイシーさを加えた新たなタイプのランチ ドレッシングもまた、レストランのメニューを飛び出しお店の棚に並べられるようになりました。2
たんぱく質強化
健康を気にする消費者にとっては、食事の一口一口が重要な意味をもちます。たんぱく質が強化されたドレッシング、ディップ、ソースを取り入れることで、美味しい食事を楽しみながら一日の摂取目標を達成することができます。1 日の中で適切な間隔を置いてたんぱく質を摂取することにより、筋肉のたんぱく質合成を最大化することができます。3もっとも効果を高めるためには、質の高いたんぱく質を一食あたり 20 ~ 30 グラム摂取することが推奨されています。3また、たんぱく質を多く含む食事は、満足感を高め空腹感を抑えるので、適正な BMI を維持することにつながります。4
チーズ、ホエイたんぱく質、ヨーグルトなどあらゆる種類の米国乳製品原料を活用することで、味がよく栄養豊富な製品を求める消費者のニーズに応える、おいしさと栄養面を両立させたドレッシング、ディップ、ソースを開発することができます。
またチーズやチーズ原料は、たんぱく質を豊富に含むだけでなく、風味と食感をよくし、さらにチーズを使うことで低脂肪タイプの商品を提供することができるようになります。ホエイたんぱく質は、乳化や水和性などの機能的メリットを提供するとともに、見た目と口あたりを改善することができます。ヨーグルトを使うことで、たんぱく質とカルシウムを強化し、なめらかさを実現し、脂肪分を低減することができます。
世界の味
さまざまな国や地域の料理がより身近な存在となった今、その味を自宅でも再現しようとする消費者が増えています。また、アメリカ人の食の好みも近年グローバル化が進み、外国の味を食事に取り入れる家庭が増えてきています。事実、アメリカの全家庭の 90% が、自宅または飲食店で定期的に外国の料理を口にしています。アメリカで人気の高い外国料理といえばイタリア料理であり、そのあとにメキシコ料理、中華料理が続きます。5
ドレッシング、ディップ、ソースに米国産乳製品を使うことで、世界の味を求める消費者の舌を満足させることができます。米国産チーズやヨーグルトなどの材料を、各地域特有のスパイス、フルーツ、野菜などと合わせることで、外国の味を再現したドレッシング、ディップ、ソースを作ることができ、食事がさらにおいしくなります。
乳製品の活用
米国産乳製品原料は、味、機能、そして栄養の三拍子そろった、優れた原料です。以下の表に、代表的な 8 つの乳製品原料がもつメリットが示されています。
バター & 乳脂肪(詳細) | チーズ(詳細) | 濃縮ミルクたんぱく質 (MPC) (詳細) | ホエイ パーミエート(詳細) | ホエイたんぱく質(詳細) | ヨーグルト(詳細) | |
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見た目 | ||||||
なめらかさ | ||||||
乳化 | ||||||
減脂 | ||||||
風味 | ||||||
口あたり | ||||||
たんぱく質強化 | ||||||
保存性 | ||||||
減塩 | ||||||
食感 | ||||||
水和性 | ||||||
バターと乳脂肪の詳細 | チーズの詳細情報 | ミルクたんぱく質の詳細 | パーミエートの詳細情報 | ホエイの詳細情報 |
1Euromonitor.Key Category Growth.2013.
2Technomics' Top Ten FSR's
3Paddon-Jones Curr Opin Clin Nutr Metab Care, 2009.
4National Dairy Council, 2013. http://wheyprotein.nationaldairycouncil.org/wp-content/uploads/2012/02/WheyStateoftheScience.pdf
5Gallup in A.E. Sloan, Food Technology June 2010.