パンは、西洋文化に欠かせない食べ物の一つです。国や地域によって呼び方は変われど、食パン、マフィン、スコーン、バゲット、ビスケット、ベーグル、ドーナツ、ピタ、ラヴァシュ、ナン、トルティーヤなど、伝統的なものから最近登場したものまで、世界には数えきれないほどのさまざまなパンがあり、バターもまた同じように世界中で消費されています。アジアーゴ、パルメザン、チェダー チーズなど、コクと深い味わいをもつ乳製品は、塩味のパンと相性ぴったりで、この組み合わせが最近のトレンドとなっています。一方、甘いパンにはマスカルポーネ、リコッタ、クリーム チーズなどのチーズが多く使われます。

米国産乳製品、特にチーズを使えば、流行を取り入れながら、変わりゆく消費者のニーズを満たす革新的なコンセプトを導入することができます。米国産乳製品についての詳細は、「製品」セクションをご覧ください。

ベーカリー製品の最新トレンド

ベーカリー カフェは近年最も急速に成長を遂げている業態の 1 つであり、過去 4 年間のうちの 3 年で 2 桁の成長率を記録しています (出典：Technomics, 2013)。 生地に練り込まれたり、フィリングやトッピングとして使われたりと、チーズはベーカリー製品のメニューには欠かせない材料です。 

アルチザン チーズブレッド

消費者がパンに求めること。それは、食事代わりになるような栄養豊富な原料を含むことだけではありません。健康志向の高まり、そしてアルチザン フードの需要の増加を受けて生み出されたチーズ ブレッドなどの質の高い製品なら、成長を続ける市場のニーズに応えることができます。アジアーゴ チーズをトッピングした食パンから、熟成チェダーを生地に混ぜ込んだものまで、チーズを取り入れることで、あらゆるアルチザン ブレッドの香り、味、そして見た目をよくすることができます。

ベーカリー カフェの成功の裏にナチュラル チーズあり

ベーカリー カフェのチェーンでは、サンドイッチ、メイン料理、パンなどのメニューにおいてプロセス チーズの代わりにナチュラル チーズを使っていますが、これがフードサービス業界全体のトレンドとなっています。20 年前にはほとんど知られておらず、ベーカリー専門店の二番煎じと思われていたベーカリー カフェですが、近年大きな成長を遂げ、クイック サービスおよびフル サービス レストランのカテゴリーに浸透してきています。そしてこの現象が、新たなメニューのトレンドを生み、スピンオフ チェーンというコンセプトをつくりだしました。ペッパー ジャック、プロボローネ、スイスなどのナチュラル チーズをはじめとする質の高い食材を使用することで、通常より高い金額を払ってでも健康的で自然な食べ物を購入したいという顧客の希望を満たしているのです。