世界の消費者が朝の軽食に費やす金額は 2000 億ドルにものぼっており、朝食は食品・飲料メーカーにとって力強い市場成長の機会を秘めた分野といえます。¹ 味、機能、そして栄養の三拍子揃った米国産乳製品で、新製品を開発しましょう。種類が豊富であり、さまざまな形態で提供される米国産乳製品原料は、コク、焼き色、食感などを高めることができる機能的性質を持ち、各メーカーの革新的な商品開発に貢献します。

朝食の最新トレンド

忙しい消費者が朝食をとるために欠かせない条件は、手軽さです。また健康志向の高まりを受け、栄養面を強化した朝食アイテムの開発が求められています。   

利便性

朝食はもっとも急成長を遂げている分野であり、忙しい消費者のライフスタイルに合わせた携帯可能な商品のニーズが高まっています。携帯栄養への消費者ニーズの火付け役となっているのが、出先で気軽に栄養をとることができる新商品の数々です。事実、堅調な売り上げを記録している新商品の 37% が、持ち運びできること、または手軽に栄養が摂取できることをパッケージで強調しています。²

朝食アイテム市場においてニッチな分野を確立するためには、手軽な栄養補給を可能にする商品にはどのようなものがあるかを特定し、開発に挑む必要があります。利便性とヘルシーさを両立する 1 人用食品へのニーズは、食品と健康の分野の成長を押し上げている最大の要因です。³ 消費者が朝食を抜く理由として挙げられているのが、時間がないこと、そして朝一番は食欲がわかないことであり¹、 持ち運びができて手軽な朝食アイテムは、朝食をとる習慣のない消費者に広く受け入れられています。

栄養強化

老若男女あらゆる消費者が、たんぱく質が豊富で、各種栄養素とミネラルをバランスよく摂取できる健康的な食事を求めています。その結果、たんぱく質を強化した製品が多く生み出され、2012 年にはその数は 27% も増加しています⁴。豊富な知識をもつ現代の消費者は、乳由来のたんぱく質を従来のたんぱく源に代わる質の高い栄養源と位置付けています。たんぱく質を強化した食生活を送ることで、満腹感を高め、空腹感を抑えることができ、BMI を低く維持することができます。

各種栄養素やミネラルが添加された食品・飲料の新商品数も増加しており、2012 年の増加率は 6.8% でした⁴。食品・飲料メーカーは、米国産乳製品原料を使うことで商品にヘルシーなイメージをもたせることができ、カルシウム、カリウム、リボフラビン、ビタミン A、ビタミン B12、ビタミン D を強化することができます。

乳製品の活用

米国産乳製品原料は、味、機能、そして栄養の三拍子そろった、優れた原料です。以下の表に、代表的な 7 つの乳製品原料がもつメリットが示されています。